2010/12/26

クリスマス

我が家でも家族3人のクリスマス会を開きました。
今年はどういうわけか、小生が料理を担当することになりまして、
12月25日の午後はずっと料理をしておりました。ホームベーカリーが大活躍でした。

メニューは、マルゲリータピザ、サルディーニャピザ、サーモンとモッツァレラチーズのサラダ、フライドチキン、イングリッシュマフィンです。


そして今年は、Gramercy New Yorkのパブロアケーキをいただきました。
ホールのケーキを家族で分け合って食べるのは楽しいですね。

今年も皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。
皆さんよいお年をお迎えください。
また来年もどうぞよろしくお願いします。

2010/12/19

American Journal Expertsが日本語→英語翻訳サービスを開始

満を持してかどうかわかりませんが、英語論文のプロの校正会社として定評のあるAmerican Journal Expertsが日本語→英語翻訳サービスを開始しました。
この会社では、英語の校正(editing)、論文を読んでの批評(review)を提供していました。他の言語ではすでに翻訳も手がけていましたが、ついに、日本語でも翻訳をするようになりました。果たして実力はいかに。

http://www.journalexperts.com/jp/translation
以下、ページの引用です。

2010/12/02

ネイルエキスポ2010

11月28日に東京ビックサイトで開催されたネイルエキスポ2010に行ってきました。
ネイルエキスポ2010は国内外のジェルネイルの会社が一堂に会して、新製品の発表、ネイル技術のコンテスト、格安販売などを行う展示会です。

http://nailevent.jp/nailexpo10/

紫外線硬化樹脂をネイルに使うという技術的な観点から、大きなトレンドとして印象に残った点を挙げます。

  • ジェルネイルの光源は紫外線ランプからUV LEDへ
  • 熱で接着するフィルムタイプのものがお手軽ネイルとして普及
  • 瞬間接着剤のような空気に触れて硬化する紫外線ランプのいらないジェルネイルが出現(2011/2/6に訂正しました)

なかでもUV LEDへの移行は確実なような気がします。ネイルエキスポでは各ブースでネイルを施してくれるのですが、UV LEDを使用しているブースは人気であるにもかかわらず、列がほとんどできていませんでした。UV LEDは紫外線ランプに比べて光強度が強いので、硬化時間が短く、施術時間も短くなるためではないかなと思いました。

ただし、強い光を当てればその分発熱速度は高くなり、温度上昇も激しくなるので、安全性へのケアはこれまで以上に重要になると言えます。

「反応系のレオロジー:電子機器用材料を中心にして 」渡辺先生のご講演

TAインスツルメントの第4回レオロジーセミナーで化学研究所の渡辺先生のご講演を拝聴しました。今回は反応系レオロジー:電子機器用材料を中心としてというお題でのご講演ということで、線形粘弾性からゲル化についてまで2時間にわたり熱心なご講演を拝聴することができました。

ご講演の最後の数枚のスライドで、硬化性樹脂の残留ひずみや応力を解析されている研究者の論文(Nishimura & Nakagawa, Heat Transfer-Asian Research, 31, 194 (2002), 日本機械学会論文集(B編), 66, 2718(2000))を紹介されていました。その際に、しきりにChemEの研究者がそのような仕事をされているということをおっしゃっていました。これはレオロジーの手法以外にも様々な解析手法を組み合わせて結論を導いていくことの大切さを解かれていたのだと思いました。

小生は紫外線硬化樹脂の硬化挙動の評価にレオメータと自作の解析ソフトで挑んでいます。しかし、高速で発熱の顕著な反応の紫外線硬化樹脂ではひずみと応力の関係だけでは解析は難しく、FT-IRやPhoto DSCでの解析も欠かせません。これら結果を結びつけて理解するためには、ChemE的なアプローチが重要であると小生も思っています。