そこでreal time FT-IRで測定された大量のデータを一括して自動的にピーク分離を行うプログラムを作成しました。このプログラムは、複数のガウス関数でピークやショルダーを表して、Levenberg–Marquardt法で測定されたスペクトル形状にもっとも合うように各ピークのピーク位置、高さ、幅を決めるプログラムです。
図 ピーク分離プログラムで分離されたピークとその重ね合わせによって得られたスペクトル |
実行環境はMATLAB7.1でOptimization Toolboxのlsqcurvefitという関数が必要です。また、入力ファイルはBruker Optics VERTEX 70のOPUSが出力したスペクトルのdptフォーマットです。
dptフォーマットは、
波数1 吸光度(時刻0) 吸光度(時刻1) ....
波数2 吸光度(時刻0) 吸光度(時刻1) ....
...
です。