紫外線硬化樹脂の実時間解析法
測定法 | 膜厚 | 温度 | 測定量 | 応答性・時間分解 |
Real time FT-IR | 10 um | 非等温 | C=Cの吸光度 | 速い 30 ms |
Real time FT-NIR | 5 mm - 0.1 mm | 非等温 | C=Cの吸光度 | 速い 60 ms |
Photo DSC | 0.1 mm | 等温 | 発熱速度 | 遅い 0.1 s |
Photo rheometer | 0.1 mm - 1 mm | 非等温 | 弾性率、粘性率 | やや速い |
これらの測定方法を駆使して、4つの測定法の結果を再現可能な統合的な反応拡散硬化モデルの構築について研究しています。このようなモデルを作ることで、実際の硬化条件に近いシミュレーションを行うことが可能になります。
特に、以下のことが明らかになれば紫外線硬化樹脂の適用範囲はさらに広がると思います。
- 硬化メカニズムの解析(収縮、発熱)
- 材料探索の支援(多成分系での精度よいモデル)
- 残留モノマーの低減
- 硬化物の力学物性とネットワーク構造の関係