2014/02/13

博士ってどんな仕事? 2. 博士は旅慣れている

2. 博士は旅慣れている

これは博士(工学)の仕事を紹介するコラムです。
今回は早くも2回目ですね。
研究をはじめようとするといろいろとわからないことが出てきます。そんなときは論文や専門書などの文献を読んだり同僚の博士に聞いたりするのですが、どうしてもわからない時は博士(わかる人)に聞きに行くことが一番です。
次に実験が始まると自分が所有していない装置で測定されたデータが必要になることがあります。そんなときは、装置を使わせてもらえる博士を探して、その人に頼みに行くことが一番です。その博士と研究についてディスカッションしていると思わぬ発見があり、研究が進むこともよくあります。
研究がまとまってくるとその成果を誰かに見てもらいたくなります。そんなときは学会に出かけます。日本国内でも毎月のように何らかの学会が開催されています。海外での国際会議と呼ばれる学会は、高級リゾートで行われる場合がほとんどです。学会主催者側としては、高級リゾートで学会を開くことでその学会にたくさんの人に来てもらいたいと考えているので、プライベートでは絶対行かないようなすごいところで学会があることもあります。飛行機で10時間くらいかけて年に何回も学会に出かけて、自分の研究を発表し、世界中の研究者とディスカッションします。自分の研究を紹介する以外にも他の研究者がどのような研究をしているか、世界的なトレンドはどのような方向に向いているのか、学会に出かけることは大事な情報収集の場でもあるのです。
研究成果を論文にして発表したり、国際学会に頻繁に出かけたりして、研究が評価されたり人望が備わってくると、国際会議に招待講演者として呼ばれるようになります。外国だと旅費の補助が出たりすることがあり、お得に海外に出かけて、自分の研究をアピールできます。
そのようなわけで、以下にまとめますように、だんだんと博士は旅慣れていきます。
  • 研究内容を博士に相談しに出かける。
  • 実験しに博士の研究室を尋ねて出かける。
  • 研究成果を発表するために学会に出かける。
  • 国際学会などに招待講演者として呼ばれて出かける。
どうでしょう、博士になりたくなりましたか?

博士ってどんな仕事? 1. 博士は書き仕事

1. 博士は書き仕事

博士の仕事はどんなものかこれから不定期に掲載していきます。
1回目のテーマは、「博士は書き仕事」です。
博士(工学)の仕事といえば、いろいろとな実験装置やビーカーやフラスコに囲まれて実験することが仕事と思うかもしれません。しかし、実際のところ、博士の仕事時間のほとんどは文章を書くことに費やされる場合が多いです。
  1. 実験をするための研究費を獲得するための申請書を「書く」
  2. 実験中に起こったことを実験ノートに「書く」
  3. 研究結果をまとめて発表するために講演要旨を「書く」
  4. 学術論文を「書く」
  5. 獲得した研究費の報告書を「書く」
  6. (1.に戻る)
  7. メールを「書く」、ホームページを「書く」
こんな風に研究に関わることだけでもたくさん書くことがあります。書くためには文献を読まなくてはならないし、なにより自分の頭で考えなくてはいけません。この自分の頭で考えるというところが博士の仕事です。書いているときは頭を使います。書くことでアイディアやデータを整理して、人に伝えることができます。これを仕事にしているのが博士です。
どうでしょう、博士になりたくなりましたか?

2014/01/10

化学プラントの爆発事故に思う

今年も化学工場で爆発事故が起き多くの方がお亡くなりになられました。
心よりご冥福をお祈りします。
最近は、報道されているだけでも年数回、国内の化学工場で爆発による死傷事故が起きています。
化学工学のエンジニアの責任の重さを感じ、その教育に関わってきた身として心を痛めております。
私が元居た職場は、化学工場の設計・運転・保守の基礎となる化学工学を教える世界的に見てもトップクラスの大学でした。私は企業での現場経験がないままに教職に就いたため、化学工学の単位操作や反応工学、制御理論など未来のエンジニアになる学生を前に、実体験に基づかない教科書的なことを教えていたように思います。学生は企業に入り、経験を積んで優秀なエンジニアに育っていくわけですが、その初めの教育が、大学の専門教育であります。
大げさに考え過ぎだといわれるかもしれませんが、自分が教えていること教えたことが、将来の学生の命に係わることなのだという気概を持って、自分は教育という仕事に取り組んでいただろうか。化学工学のプラント設計・運転・保守の部分は、研究者も少なくナノでもないため華やかでもありません。しかし、人の命に係わる学問であることを忘れてはいけないと思います。
瀧健太郎

2013/09/24

瀧研究室に配属が決まった学生さんへ

瀧研究室に配属が決まった学生さんへ

 幸運にも瀧研究室に配属された学生さんは、
10月3日のエンジニアリング創成科目の授業に
来てください。
 そこでお目にかかれることを楽しみにしています。

瀧健太郎

2013/08/01

オープンキャンパス 2013

明日は、瀧研初のオープンキャンパスです。
八中の皆さん⇒ついにたっけんが、瀧研を持ちました(*^_^*)

やる内容が女子高生向けというのが、機械系教員として締まらないところなのですが、
今年はこれで行こうと思いまする。


2013/07/30

瀧研究室開設のお知らせ

みなさま

このたび私が主宰する研究室(瀧研究室)を開設することになりました。
所属は、山形大学機械システム工学分野です。
切のいいところで、2013年8月1日を発足日としたいと思います。

研究内容は、「ものを製造するための機械の研究開発」、です。

これまで培ってきた、紫外線硬化樹脂を使用するプロセスの研究開発を続けていきます。

・紫外線硬化樹脂のインクジェット技術
・耐熱性超低誘電率多孔薄膜の開発
・ナノインプリント技術の開発
・一方向凍結プロセスと新規太陽電池プロセスの開発

また、紫外線硬化樹脂に限らず、塗布・硬化・乾燥が関係するプロセスを
積極的に研究します。

機械システム工学古川研の古川英光先生、機能高分子伊藤研の伊藤浩志先生と
共同して新しい研究分野にチャレンジしていきます。

どうぞよろしくお願いします。

備考
所属 山形大学 機械システム工学分野
研究分野 プロセス工学
代表者 特任准教授 瀧健太郎
発足日 2013年8月1日
研究室 工学部6号館115号室


2013/06/07

山形大学フレックス大学院のご紹介


フレックス大学院は、あなたの学びたい気持ち、あなたのやる気を全面的にサポートします。


5年間一貫教育の博士課程で、世界に通用する一流のPhDホルダーを目指しませんか?
一流の研究と一流の英語コミュニケーション能力を身につけて、世界で勝負できるリーダーを育てます。
経済的な心配は?いりません。授業料や生活費のサポートがあります。
研究とグローバルリーダーになるための自己研鑽にたくさんの時間を費やせます。


本日、6月7日に東京田町のキャンパスイノベーションセンターで説明会を開催します。
時間は朝10時から夕方7時までです。入退場自由で、事前予約はいりません。
詳しいポスターは、こちらから。フレックス大学院の専任教員が説明いたします。
ぜひ、会いに来てください!
http://ifront.yz.yamagata-u.ac.jp/uploads/FY2013_setsumeikai_tokyo2.pdf



ところで、フレックス大学院は、有機エレクトロニクス以外の専攻でも選抜試験を受けることができることを知っていますか?
第1期生では、機械システム工学専攻や、バイオ化学工学専攻、応用生命システム工学専攻の
学生がいます。山形大学理工学研究科全専攻に開かれた大学院コースです。

山形大学以外から受験を希望する学生の方(現大学4年生、高専専攻科5年生など)は、
事前にお知らせしたいことがありますので、フレックス大学院の事務室までご連絡をお願いします。


山形大学大学院理工学研究科
博士課程教育リーディングプログラム
フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院事務室
〒992-8510山形県米沢市城南4-3-16 1号館102号室
Phone (0238) 26 3834 Fax (0238) 26 3835
www.ifront.yz.yamagata-u.ac.jp
ifront@jm.kj.yamagata-u.ac.jp
※ スパムメール対策のため@は全角で表示しておりますので、半角に置き換えてご使用ください。